つくってミニゲームとはチビコン様より無料で配布されているゲームで、
自由にカスタマイズしてこんな感じのゲームを自作することができます。
ここではその作り方を解説します。
1.ダウンロード
ここのページの「再度ダウンロード」をクリックし、
ZIPファイルをダウンロードして解凍する。
2.基本データ作成
基本データ生成フォームで内容を入力し(通常はそのままでOK)、
[変換]ボタンをクリックすると基本データが生成される。
"入力"フォルダの"mini"ファイルを右クリックしてメモ帳などで開き、
フォームで生成された基本データをコピーして貼りつける。
3−0.通常データ作成
通常データ作成フォームで内容を入力し、
[変換]ボタンをクリックするとデータが生成されるので、
基本データの下の行にコピーして貼りつける。
※ゲームには影響しないので、行間は空けても空けなくても良い。
※一番最初のページは必ずレコード番号を"0"にすること。
例えば、このゲームの一番最初のページのデータは以下の通り。
レコード番号=0 / 画像ファイル名=map22.gif 名前=バーソンの村 / 名前色=無し 文章=アークは冒険の途中、呪われた村バーソンに立ち寄ってしまいました。 文章色=無し / ダメージ=(記入なし) 行き先番号=左「10」,中「10」,右「10」 / 行き先表示=左「次」,中「次」,右「次」 獲得アイテム=(記入なし) / 条件アイテム=(記入なし) ランダム=(記入なし) / 増加HP=(記入なし) スイッチ=ON(記入なし),OFF(記入なし),条件(記入なし) |
「行き先番号」に入力した数字がジャンプ先の「レコード番号」となる。
分岐を作りたい場合は、「行き先番号」(と「行き先表示」)を分ける。
例1)「行き先番号」全部10 →どのボタンを押しても100番に行く。 例2)「行き先番号」10,20,30 / 「行き先表示」はい,いいえ,無言 →「はい」を押すと10番、「いいえ」を押すと20番、「無言」を押すと30番に行く。 |
行き先のデータをフォームで生成 → "mini"ファイルに貼りつけ
という作業を繰り返してゲームを作成する。
"サンプル"フォルダの"mini"ファイルを参考にすると良い。
※"//"で始まる行はただのコメント(メモ)で、ゲームには影響しない。
3−1.画像ファイルの使い方
サンプルの素材を利用する場合は、
"つくってミニゲーム専用素材"フォルダの中身を全てコピーして、
"入力"フォルダ内の"minimg"フォルダ内に貼りつける。
内容はExcelファイルの"一覧表"を参照。
自作した画像やフリーの素材を利用する場合も同様に、
"入力"フォルダ内の"minimg"フォルダ内に貼りつければOK。
「画像ファイル名」にファイル名を入力すると、対応する画像が表示される。
3−2.HPの操作
HPが0になると10000番(基本データで変更可能)に飛ぶ。
・「ダメージ」に数値を入力すると、
そのページに来た時に入力した分のHPが減る。
・「ダメージ」に回復と入力すると、
そのページに来た時にHPが全回復する。
エラーが出る場合は、仮に0と入力してデータを生成し、
"mini"に貼りつけてから0を回復に書き換えれば良い。
・「増加HP」に数値を入力すると、
そのページに来た時に入力した分の最大HPが増える。
3−3.ランダムの使い方
「ランダム」に数値を入力すると、そのページに来た時、
1/入力した数値の確率で1を加算したページに飛ぶ。
例)100番の「ランダム」を2と設定 →100番に来た時、1/2の確率で101番に飛ぶ。 |
3−4.アイテムの使い方
・「アイテム」にアイテム名を入力すると、
そのページに来た時に入力したアイテムを取得する。
・アイテムは常に1つしか持てず、
新しいものが手に入ると自動的に上書きされる。
従って、アイテムを失わせたい時は「無し」を取得させれば良い。
・「条件アイテム」にアイテム名を入力すると、
一致するアイテムを持ってそのページに来た時、
1を加算したページに飛ぶ。
例)100番の条件アイテムを「盗賊の鍵」と設定 →「盗賊の鍵」を持って100番に来ると、101番に飛ぶ。 |
・戦闘中の回復アイテムとしても使用できる。
3−5.スイッチの使い方
・「ON」に数値を入力すると、
そのページに来た時に入力した番号のスイッチが入る。
・「OFF」に数値を入力すると、
そのページに来た時に入力した番号のスイッチが切られる。
・「条件」に数値を入力すると、
指定した番号のスイッチが入った状態でそのページに来た時、
1を加算したページに飛ぶ。
例)100番の「ON」を1,200番の「条件」を1と設定 →100番を通ってから200番に来ると、201番に飛ぶ。 |
3−6.戦闘データ作成
つくってミニゲームの戦闘は、攻撃が外れたらダメージを受け、
当たれば一撃で倒せるというシンプルなシステム。
戦闘データ作成フォームを使用する。
・敵の名前,倒した表示名,場所の名前……通常データの「名前」と同じ ・ダメージ……攻撃が外れた時に受けるダメージ ・強さ……攻撃が外れる確率(例:3を入力すれば1/3) ・逃げやすさ……逃走が成功する確率(例:2を入力すれば1/2) ・回復アイテム名……一致するアイテムを持っていれば回復に使用できる ・取得アイテム……モンスターを倒した時に入手するアイテム名 ・増加HP……モンスターを倒した時に増加するHPの数値 ・オンスイッチ……モンスターを倒した時に入るスイッチの数値 ・倒した時,逃げた時……通常データの「行き先」と同じ |
※戦闘データは+1〜+6のデータもセットで生成されるので、
レコード番号は基本的に10番おきにしておいた方が良い。
例)「始めのDT番号」101番で戦闘データを作成 →102番〜107番のデータもセットで生成される。 |
戦闘に表示される文章を変更したい時は、
生成されたデータを"mini"に貼りつけてから書き換えればOK。
3−7.組み合わせの例
例1)宿屋を作る 10番……名前「町」,左の行き先を20番「宿屋」と設定 20番……名前「宿屋」,ダメージ「回復」,全ての行き先を10番「戻る」と設定 例2)1/2の確率で発生する戦闘を作る 100番……名前「草原」,ランダム「2」と設定 101番(〜107番)……名前「魔物」,戦闘データを設定 |
4.テストプレイ
作成した"mini"ファイルを上書き保存して、"sample"ファイルを開く。
セキュリティがかかって表示されない場合は「コンテンツを許可」する。
5.ホームページで公開
同一ディレクトリ内に、
"mini.css"・"mini.js"・"mini.main"・"sample.html"をアップロードし、
また、その中に"minimg"ディレクトリを作成し、使用した画像をアップロードする。
"sample.html"が公開ページとなる。
"sample.html"のファイル名、及び内容の「改造禁止」部分以外は変えても良い。